名人うならせた海


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 10月8日、多くのメーカーのテスターをつとめる鵜沢政則さんが、キザクラの沖縄在住モニターたちとの懇親のための釣りを行った。当初は天仁屋の離れ岩に渡る予定だったが、当日は北東の強風が吹き荒れる悪天候だったので、強風を避けるために安和海岸にポイントを変更した。

 このポイントは高い護岸が背後にあるため、北風の強い時でも釣りが楽しめる貴重なポイント。午前6時から釣り開始。最初にヒットしたのは70センチほどのシジャー。その後も70センチから1メートルオーバーのシジャーに悩まされたが、午前8時すぎに喜屋武さんと伊波さんが40センチオーバーのアーガイを連続でヒット。

 午前10時に鵜沢さんに大物がヒット。すごい勢いで糸を引き出され、根ズレによるライン切れ。午前11時30分に40センチオーバーのトカジャーを巧みな竿(さお)さばきで釣り上げ、名人の面目躍如。納竿間際の午後0時58分に、幸地さんも40センチオーバーのトカジャーを釣り上げ参加者全員が釣果に恵まれた。

 本土で数々の大物を釣り上げている鵜沢さんは「切られた大物は釣り上げたトカジャーの引きと比べ、はるかに強い引きだった。本土のポイントに比べ魚のアタリは少ないが、何が釣れるか予測できない。沖縄の海は、難しいけど面白いね」と語った。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

10月8日、安和海岸でトカジャーやアーガイ等を釣った鵜沢政則さん(前列中央)他のメンバー
10月8日、西海岸で60センチ、3キロのスマガツオを釣った渡嘉敷大輔さんと息子の湊君
10月7日、南部海岸で78・2センチ、4・9キロのイトヒキアジを釣った金城洸さんと長嶺武さん
10月11日、平安座漁港で62センチ、3.25キロのタマンを釣った新垣利勝さん
10月8日、南浜漁港でカニを釣った南風原滉太君
10月8日、那覇港で79センチのタチウオをルアーで釣った森優斗さん
10月9日、中城海岸で60・5センチ、2・92キロのタマンを釣った亀浜実さん
10月12日、中城海岸で65・8センチ、3・75キロのタマンを釣った宮城則夫さん
10月13日、石垣島観音堂で60センチ、3キロのタマンを釣った下里隼大君
10月11日、糸満釣り筏でトカジャー40センチ、カーエー35センチ他を釣った神谷響君