格闘40分 36キロガーラ


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 10月20日、沖縄市在住の安里裕樹さんは、タマン狙いで通称「那覇一文字・真ん中ポイント」に渡った。日中はエサとなる魚を釣るためにフカセ釣りで、オヤビッチャやトカジャー等を釣った。暗くなってから、釣ったオヤビッチャの半身をエサにタマン仕掛け(タマン竿7号、ハリス16号)を2本投げ込んでアタリを待った。

 全くアタリが無いまま、午後9時にエサを替えていると、アタリを知らせる鈴の音がした。振り返ると、もう1本の竿が大きく曲がってリールが「ギィー、ギィー」と音をたてて、道糸が引き出されている。慌てて竿を持ちファイト開始。

 沖に向かって一直線に走る大物。その引きからガーラ(ロウニンアジ)だと確信した安里さん。リールを少し巻いては、その倍を引き出されるやり取りを繰り返すこと15分、今度は右に左に逃げ回る。安里さんは必死に竿を持ち応戦。しばらくすると、さすがの大物も弱ってきたのか、少しずつ寄ってくるようになってきた。

 ヒットしてから30分以上たってようやく足元近くに寄せてきた。取り込みのために100メートル離れた階段まで誘導。一緒に来ていた東恩納さんがギャフを打ち、40分の格闘が終了した。
 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

10月20日、那覇一文字で148センチ、36・4キロのガーラを釣った安里裕樹さん(魚楽会)
10月14日、北谷海岸で46・9センチ、1・45キロのミーバイを釣った金城恒彦さん
10月12日、読谷海岸で59センチ、3・3キロと56センチ、2・4キロのタマンを釣った知花順一さん
10月7日、那覇一文字で2・91キロと2・5キロと2・21キロのガラサーミーバイを釣った伊良皆進さん(左)と城間則克さん
10月19日、石川漁港でミーバイ51センチ、1・92キロと47センチ、1・72キロを釣った川端雄太さん
10月7日、宜野湾海岸で64センチ、3・7キロと48センチ、1・4キロのタマンを釣った仲本賢次さん
10月12日、今帰仁イカダで70・4センチ、5・4キロのミーバイを釣った東徳嶺徹さん
21日、西崎海岸のちょい投げ釣りでガーラやキス、ミーバイを釣った喜瀬藍羅、裕斗、瑛斗、大輝ちゃん
9日、運天港でトゲチョウチョウウオを釣った岸本采果さん
10月21日、水辺感謝の日に152人が参加して浜比嘉島の釣り場清掃を行ったGFG沖縄と日釣振の皆さん