【中国時報】広西省の銀行 ATMから“ウチカビ”


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 広西省南寧(なんねい)の銀行でこのほど、市民がATMで預金を下ろそうとしたところ、紙幣が機械にはさまり故障。係員が対応のためATMを開けてみると本物そっくりの冥紙(めいし)(葬礼用の紙幣)300枚以上が見つかり騒動となった。

 冥紙は中国の最高額紙幣である100元札(約1300円)を模した市販のもので、表には「天地銀行発行」などの記載もあり、本物と同じ赤色であるなど比較的精巧にできていた。中国のATMで偽札が見つかることは少なくないが、冥紙は初めて。
 銀行では何者かが現金に換えるためATMから入金したものとみているが、実際にはセンサーが働き入金することは不可能であり、どのようにしてこれほどの量の冥紙がATMに紛れ込んだのか頭を痛めている。