キス釣りが最盛期


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 小さい体の割に引きが強いので、小さな巨人とも呼ばれるキスは周年釣れるが、数と型共に安定して釣れるのが9月末から12月。今週は最盛期を迎えた各地のキス釣りの状況をお伝えしよう。

 まず、キス釣りの本場、屋我地周辺の状況から。屋我地ビーチの情報によると、例年なら9月末から釣れ始めるキスが10月末になって安定して釣れるようになった。ボート釣りで15センチから24センチが多い人で20~30尾程度、最多で60尾が最近の釣果。県内では唯一、手漕(こ)ぎボートで釣りが楽しめるとあって、この時期は毎週のように釣り大会が開催される。屋我地ビーチ(電話)0980(52)8123。

 次に中部で釣れているのが泡瀬周辺やハンビー海岸で、特に泡瀬漁港周辺は数釣りが期待できる。型は15~23センチといったところだが、泡瀬漁港内では30センチ前後の大型も釣れている。南部でも糸満市役所裏、タクシー会社裏、与根漁港で15~23センチが釣れている。

 数釣りのコツは仕掛けを投げ込んだら、ゆっくりと誘いをかけながらリールを巻き取る。扇状に投げて釣れなくなったら次々にポイントを移動する等、広範囲にポイントを探ると良い。この時期は格安なセット竿での、ちょい投げでも楽しめるので、釣りを始めたい方や、ファミリーにもお勧めの釣りだ。

(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

屋我地ビーチのボート釣り風景
10月21日、マリンタウンで20センチのガクガクを釣った新里マリナさん
11月4日、うるま市海岸で51・5センチ、2・67キロのチンシラーを釣った園田茂一さん
10月21日、慶良間の磯で2・3キロのカツオやグルクン等を釣った大城朝経さんと杉本良太さん
10月28日、浜比嘉島でタテシマフエフキ20センチを釣った新垣二衣菜、光輝、結衣菜
10月27日、宜野湾海岸で0・6~1メートルの太刀魚を釣った末吉正宗君
10月29日、宮城島で1・02キロのアオリイカを釣った宮里真矢さん
10月28日、前兼久港で4・1キロのクブシミを釣った水野健司さん
11月3日、西崎漁港内で2・06キロのカニを釣った當山清貴さん
11月1日、石垣島観音堂で95センチ、10・1キロのロウニンアジを釣った東恩納盛人さんとタマンを釣った下里肇さん(フィードマン)