那覇工、軟式野球制す　県定通制大会開幕

　県高校定時制通信制秋季体育大会が９日に開幕した。初日は軟式野球が沖縄セルラースタジアム那覇で決勝を行い、那覇工が２―０で泊夜間を下した。

第２日の１０日は、バスケットボールとサッカーの２競技が行われる。

エースの佐藤　１０奪三振無失点／夏季の雪辱果たす
　６月の夏季大会は、泊夜間を相手に初戦敗退を喫した那覇工。秋季大会決勝は２―０で勝ち、雪辱を果たした。
　三回、相手失策、バントヒットや四球で先制。なおも無死満塁のチャンスに、四番・兼次亮輔の適時右前打で追加点とした。
　光ったのは、無失点に抑えた唯一の４年でエースの佐藤和也。得意のカーブ、スライダーを中心にテンポ良く投げ、１０奪三振とした。
　事前の練習で右の人さし指を痛めてしまった佐藤。急きょ指に負担の少ないピッチングに切り替えた。
　それでも大満足の結果となった集大成。「最後にいいグラウンドでいい試合ができた。高校生活に悔いはない」と、はにかんだ。