キングス7連勝 bjリーグ第7戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(6勝=西地区1位)は10日、宮崎県の延岡市民体育館で宮崎シャイニングサンズ(1勝7敗=西地区8位)とシーズン第7戦を行い、108―66で圧勝、開幕7連勝を飾り、首位をキープした。

キングスは並里成を中心にポイントゲッターが着実に得点を重ね、徐々に宮崎を引き離して大勝につなげた。宮崎との第2戦は11日に同体育館で行われる。

琉球ゴールデンキングス(7勝)
 108―66(24―10,22―23,33―10,29―23)
宮崎シャイニングサンズ(1勝8敗)

◆リバウンド取られすぎ
 遠山向人HC(キングス)の話 今日はリバウンドを取られすぎた。明日はしっかりとボックスアウトして、リバウンドを奪い40分間を戦う。先週はけがをしていたウッドベリーがラインアップに戻ってきて得点してくれたので、チームの攻撃力に厚みがでた。並里は試合中に気持ちを切り替えて、後半に素晴らしいパフォーマンスをしてくれた。

◆慎重な攻撃、奏功 新たな魅力で今季最多得点
 キングスがひと味違ったバスケを見せた。素早いパス回しやハードなディフェンスからの速攻という本来の持ち味も随所で光った。しかし、この日は相手コートで慎重にパスを回し、ディフェンスの隙を見つけて攻撃を仕掛ける堅実なバスケで得点を重ねた。
 キングスは序盤、山内盛久がスチールなどでボールを奪い、与那嶺翼を起点に攻撃を続けた。従来なら一気に相手ゴールまで突き進み得点するが、一度足を止めて、攻撃態勢を整えて得点を狙うスタイルで宮崎に立ち向かった。
 慎重な攻めを行うことで相手に守備を整える時間を与えることにもなったが、アンソニー・マクヘンリーやジェフ・ニュートン、並里成らポイントゲッターが素早くゴール下に切り込み、得点を重ねた。派手さはなかったが、終わってみると今季最多の108点を奪うなど、新たな魅力を感じさせた。
 一方、課題も浮き彫りになった。宮崎は第1クオーター(Q)からテンポの良いパス回しを見せ、キングスの守備が追い付けずにシュートを放たれる場面があった。また、パスやシュートのミスで好機を逸する場面も多かった。与那嶺は「リバウンドが取れず、流れをつかみきれない時間があったことを反省している。明日は40分間、リバウンドを取り、果敢に攻めていく」と気持ちを切り替えた。