コラソン惜敗 トヨタ車体に26-27


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソン(4位=3勝4敗1分け)は10日、愛知県稲沢市総合体育館で、トヨタ車体(2位=8勝1敗)との後半戦第1戦を戦い、26-27で惜敗し、順位を5位に下げた。

4点を追う後半、村山裕次、内山藤将らが車体の守備を抜けて次々と得点。一時4点のリードを広げた。残り2分を切った時点で車体に逆転され、終了のホイッスルと同時に連基徳が同点のシュートを決めたものの、審議の結果、得点が無効となった。コラソンは18日、山梨・甲州市塩山体育館でトヨタ紡織九州(4位=3勝4敗2分け)と戦う。

トヨタ車体(9勝1敗)
 27―26(14-10,13-16)
琉球コラソン(3勝1分け5敗)

◆シュート無効 コラソン1点差に泣く
 変形1-2-3の守備陣形で高めに守り、今季10試合で平均得点33・4点を誇るトヨタ車体を27点に抑えた。攻撃では、バックプレーヤーがボールを回し、相手ポストの裏に回り込んだ内山藤将がわずかな隙間から得点。勝機は十分にあった。
 前半の4点ビハインドから、後半には一転して4点差をつけた。終盤に逆転された後も1点差の攻防が続いた。だが、ホイッスルと同時に連基徳がポストから決めた貴重な同点シュートが審議の結果、無効に。最後は1点差に泣いた。前半のノーマークシュートミスも響いた。
 後味の悪い幕切れとはなったが、リーグ2位の車体を最後まで苦しめたコラソン。6得点を挙げた内山は「相手をかき回して、バックプレーヤーに気持ち良くシュートを打たせたい」と、18日のトヨタ紡織九州戦で守備での貢献を誓っていた。

◆シュートミス痛かった
 東長濱秀吉監督の話 守備から走って速攻で得点という展開に持ち込めた。しかし、大事な場面でのシュートミスが痛かった。トヨタ紡織九州はどうしても負けられない。走り負けないよう、相手に走られないようしっかり守りたい。