若い力 与那に活力 国頭村、国内外からボランティア


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協力してアミダキを作り笑顔を見せるボランティアや与那の住民=6日、国頭村与那

 【国頭】国頭村与那区(津波敏久区長)に国内外からボランティアの若者7人が訪れている。

6日には地域住民と共に集落でアミダキ(網竹)作りを実施。道路の草刈りや農作物の収穫、運動会に参加するなど地域を盛り上げている。
 与那で活動しているのは9月から来年3月までの間、農水省の事業「田舎で働き隊」で訪れている安居美紀子さん(29)=大阪府=と吉田夏恵さん(23)=神奈川県=の2人。
 安居さんは「差し入れももらったりして、活動を喜んでもらえてると思う。うれしい」と笑顔で語る。
 1日からは2週間、地域活性化に従事したいボランティアを紹介するNPO法人NICE(東京)が派遣した国際ワークキャンプの参加者5人も加わった。村の老人婦人運動会、ミカン収穫にも参加した。
 スイスから参加したオスカル・カーバスさん(27)は「同じ日本でも東京などとは全然違う。とても美しい場所」と笑顔を見せた。
 与那では若者が減少していることなどから、津波区長を会長としたユナムンダクマ推進クラブなどが地域活性化のために活動している。
 同クラブ事務局の大城靖さんは「ボランティアを楽しむ姿を見ることで、与那の人も地域を誇りに思えるのではないか」と活性化効果を期待した。

英文へ→Volunteers from Japan and abroad bring the energy of young people to Yona, Kunigami