キングス勢い8連勝 bjリーグ第8戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(7勝=西地区1位)は11日、宮崎県の延岡市民体育館で宮崎シャイニングサンズ(1勝8敗=西地区10位)とシーズン第8戦を行い、112―72で勝利、開幕8連勝を飾り、西地区の首位を守った。

キングスは序盤、宮崎から得点を奪えず苦しんだが、山内盛久の3ポイントシュートやジェフ・ニュートンの堅い守りで流れを引き寄せ、終盤は運動量が落ちた宮崎を大きく引き離した。キングスの次戦は17、18の両日、沖縄市体育館に大分ヒートデビルズを迎えホームゲームを行う。

琉球ゴールデンキングス(8勝)
112―72(26―19,19―14,39―14,28―25)
宮崎シャイニングサンズ(1勝9敗)

◆ヒーローは山内
 遠山向人HC(キングス)の話 今日のヒーローは山内だ。30得点に加えて素晴らしいディフェンスで相手にプレッシャーを掛け続けた。後半はウッドベリーとほかの選手が良い仕事をしてくれた。黒星なしで沖縄に戻り、2位の大分と戦うことができる。沖縄のファンの皆さんの声援に後押しされ、さらに素晴らしいゲームができることを楽しみにしている。

◆王者、力の差見せる
 王者・キングスが力の差を見せつけた。2日連続で3桁の大量得点。開幕から無傷の8連勝で、次戦のホームゲームに弾みを付けた。
 勝利の原動力になったのは山内盛久とジェフ・ニュートンだった。第1クオーターはチームのシュートが決まらず、逆にファウルで宮崎に得点を与えてしまう嫌な空気に包まれた。一時はリードを許すなど、厳しい展開を予想させたが、山内とニュートンのプレーが徐々に流れを変えていった。
 山内は軽快なフットワークで相手のマークを引き離し、連続で3ポイントシュートを放った。守備ではニュートンがリバウンドを拾い、ブロックで相手のシュートを阻んだ。「リバウンドで負けないようにハッスルした」とニュートン。「キングスは日々強くなってきている。毎試合とても楽しい」と連勝を喜んだ。
 試合中盤には山内がスチールで好機を生み出し、並里成らが相手コートに切り込んで得点。宮崎を引き離した。攻守で活躍した山内は「ディフェンスでチームに貢献したいので、多くのスチールを奪って守備で頑張れたことがうれしい」と達成感をにじませた。
 次週は西地区2位の大分ヒートデビルズをホームに向かえ、上位対決を行う。
 勢いに乗るキングスが連勝街道を突き進む姿を地元ファンが心待ちにしている。