【中国時報】永住権取得、簡便に 人材獲得狙い条件緩和


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 台湾政府行政院(内閣府)は8日、外国人の居留と永住権取得のための条件を大幅に緩和した。少子化と高齢化による人材確保が難しくなることを見越したもので、外国からの人材獲得や海外移住した台湾人のUターンが期待されている。

 これまで永住権の取得後は、毎年183日以上台湾に滞在することが義務付られていたが、この規制を廃止。
 出国しても5年以内に戻れば、永住権を維持できることになった。
 入国後15日以内という申請期限も、30日に延長された。
 この政策はシンガポールの人材獲得策に習った。これまで外国人労働者に必要だった滞在ビザ、労働ビザ、外国人居留証、再入国許可証も統合し、新しい居留証を発行。居留のための手続きも大幅に簡便になる。