宮里朝吉さん死去 商工会発展に尽力


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宮里朝吉さん

 北谷町商工会会長や県商工会連合会会長、北谷町物産公社社長などを務め、町の発展や振興に尽力した宮里朝吉(みやざと・ちょうきち)さんが11日午前3時34分、心不全のため浦添市の病院で死去した。88歳。

北谷町出身。告別式は14日午後3時から4時。北谷町大村455の樹昌院で。喪主は妻の小夜子(さよこ)さん。
 終戦後、教員を経て1959年に球陽交通を設立。中部沖縄タクシー協会や沖縄ハイヤータクシー事業協同組合の設立に尽力し、業界の発展に努めた。運輸大臣表彰(82年)、藍綬褒章(88年)に選ばれた。
 沖縄の本土復帰後に商工会設立に取り組み、74年に北谷村商工会の初代会長に就任。2003年までの約29年間務めたほか、県商工会連合会会長、北谷町物産公社社長などを歴任。03年に経済・産業振興功労で琉球新報賞を受賞した。