いじめ 許さない 各学級が追放宣言 糸満小で集会


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いじめ追放宣言を元気に読み上げる児童ら=7日、糸満小学校

 【糸満】「友達を傷付ける言葉や行動は絶対に許さない」―。糸満小学校(幸地政行校長)は1~7日までを「いじめ追放週間」と位置付け、生命や人権について考える週間とした。

最終日の7日、人権擁護委員による特別授業や全校生徒でいじめについて考える「いじめ追放集会」を開催。集会では、これまで学んだことを生かして、各学級ごとに「いじめ追放宣言」を発表。人権や生命について考えた。
 昨年10月に発生した大津市の中2自殺問題の発生で、全国的にいじめ防止に対して関心が高まっていることを受けて企画。期間中、教諭らはいじめ撲滅を啓発するバッジを着けてPRした。
 7日の集会では、各学級ごとに事前に作成したいじめ追放宣言を読み上げた。「みんなで協力していじめを100%なくして仲良くする」「一人一人の友達を大切にして 嫌がらせをしている人は注意しよう」などと元気よく発表した。
 講話した幸地校長は「学校全体でいじめをなくしたい。今月をスタートにやっていこう」と呼び掛けた。
 6年生の桃原翔君(12)は「いじめは駄目だと思った。今後、いじめを見かけたらやめさせたい」と話した。