シガヤーダコの最盛期


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 シガヤーダコは和名で「ウデナガカクレダコ」で、亜熱帯域から熱帯の西太平洋海域にかけて広く分布していて、遠浅の干潟や砂浜、岩の割れ目を住み処(か)としている。沖縄本島では「シガヤー」とか「シガイ」「ンヌジ」、八重山では「ウムズナー」など、地方によっていろいろな呼び名がある。周年捕れるが、9月~12月がシーズンとされている。

 シガヤーダコの捕り方は「ンヌジグヮーユーベー」と呼ばれるマダライモガイを数個ロープに装着した仕掛けを投げて、シガヤーダコを抱き付かせたり、誘(おび)き寄せて手づかみしたりする方法がほとんどだった。最近はエギを使った釣り方も人気が出ていて、シガヤーダコ専用のエギも販売されるようになった。

 エギでの釣り方は簡単で、浅瀬のポイントでエギを投げて、根掛かりしたようなアタリがあると、穴に潜られないように素早く巻き上げる。底に張り付かれた場合は、糸を緩めないように近づき手づかみで捕る。コツを覚えれば20~30杯は捕れるが乱獲は避け、安全を第一に楽しみたい。

 ポイントはうるま市海中道路周辺や、泡瀬海岸、照間海岸など。
 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

11月11日 泡瀬海岸でシガヤーダコ30杯を捕った宮平誠さん(オーパFC)
11月3日、大山海岸で46センチ、1.71キロのカーエーを釣った与那覇孝亘さん(TEAM ZERO)
11月4日、本部海岸で65センチ、5.38キロのミーバイを釣った島袋聖丸さん
11月4日 山原海岸で70センチのウムナガーを釣った新垣健二さん(写真はお子さんの美空ちゃん)
11月4日、石垣一文字で60センチ、4.2キロの石垣鯛を釣った新垣健太さん(フィードマン)
11月9日、沖釣りで89センチ、12.3キロのアーラミーバイを釣った山内昌浩さん
11月6日、西崎一文字で115センチ、19.8キロのロウニンアジを釣った宮城秀吉さん
10月9日、久米島字真謝のさーた橋でテレピアを釣った伊関海さん
11月3日、読谷海岸で70.9センチ、4.8キロのタマンを釣った高良恒男さん
11月9日、クイゾネで72.3センチ、4.66キロのスマガツオを釣った池味薫さん