オスプレイ配備、下地氏容認見解 辺野古移設も


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 【東京】下地幹郎郵政・防災担当相は13日の衆院予算委員会で、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備と普天間飛行場の名護市辺野古移設の政府方針に関し、「認めさせてもらっている」との認識を示した。入閣前は、両問題の政府方針を批判してきた。国会答弁でそれぞれを容認する見解を明確に示したのは初めて。照屋寛徳氏(社民)に答えた。

 その一方で「沖縄の声を聞き(閣内に)伝える役割をしていく」とも強調。相次ぐ米兵事件を受け、在日米軍が発令した夜間外出禁止令については「続けるべきだ」とした上で、「午後11時までに帰らなければ午前5時以降基地に戻るケースがある。本当に基地内に戻っているかチェックは必要だ」との見解を示した。
 第3次野田改造内閣発足後、初の衆院予算委になったこの日、下地氏には政府方針と異なる姿勢を問いただす質問が相次いだ。