![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img50a2fda604449.jpg)
【うるま】うるま市内の遺跡調査で発掘された出土品の速報展が、市立石川歴史民俗資料館で開かれている。25日まで。入場無料。
市内には世界遺産の勝連城跡をはじめ約200の遺跡があり、2007年の合併後、発掘調査が進められてきた。
今回の速報展では、8カ所から出土した約180点を展示している。
資料館内には、嘉手納弾薬庫内の「楚南村跡」調査で発見された黒糖を製造するサーターヤー跡が復元されている。窯跡がそのままかたどられており、当時の人々の生活の工夫と知恵が感じ取れる。
1日、同資料館を訪れた盛根理恵さん(29)=うるま市=は「勝連城跡の鬼瓦など、なぜ遺跡の専門家が出土品の一部分から全体を推測できるのか不思議なことだらけで、どんどん興味が湧いてくる」と出土品を食い入るように見詰めた。