「大人になって比べたい」 辺土名小創立130年記念し手形


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モルタルの壁に記念の手形を残す児童=10月30日、国頭村立辺土名小学校

 【国頭】25日に創立130周年記念式典が行われる国頭村立辺土名小学校(大城正和校長)で10月30日、全児童161人が校門東側の塀に思い出の「手形」を残した。モルタルの壁に手を押し当てた児童らは「大人になって手を比べてみたい」などと思いをはせた。

 “在学の証し”として手形を残した6年の前田壮哉君は「大人になって辺土名小学校を訪ねた時に、この手形を見て小学生のころの自分を思い出してみたい」と願った。6年の又吉彩香さんは「私が成長して、この手形よりもどれくらい大きくなっているかが楽しみ」と期待した。
 25日は午後1時から記念碑やシーサーの除幕式を行い、同2時から記念式典がある。
 大城校長は「創立記念と本校に在籍した証しとして全校児童の手形を刻んだ。辺土名っ子が夢を持ち、大きく羽ばたくことを願う」と感激した様子で語った。