謝罪と補償要求 米兵中学生傷害で読谷村民大会


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緊急抗議村民大会で、被害者への補償などを求め拳を上げる参加者=14日夜、読谷村文化センター鳳ホール

 【読谷】2日未明、読谷村内で発生した米空軍兵による住居侵入中学生傷害事件に対する緊急抗議村民大会(同実行委員会主催)が14日夜、村文化センター鳳ホールで開かれた。

大会には被害生徒の談話も寄せられ、集まった900人(主催者発表)は、被害生徒への補償や日米地位協定の抜本改定を求め、怒りの拳を突き上げた。
 登壇した実行委員長の石嶺伝実村長は「本来なら米軍と基地提供者である日本政府がこの場で謝罪すべきだ」と指摘。「復帰40年後もなお差別を受ける県民の姿を全国民は知るべきだ。日本の安全と平和が、村民と県民への基地の過重負担と基地被害の上に成り立ってはいけない」と訴えた。
 村民大会実行委は15日に米空軍、沖縄防衛局、在沖米総領事を訪れて決議した抗議文を手渡す。12月には政府に対し直接抗議行動を展開する予定だ。