野菜大きくなあれ 園児、農業青年と植え付け


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農家の人々や農業青年に教えてもらいながら野菜の植え付け体験をする園児ら=10月30日、国頭村奥間の奥間保育所

 【国頭】国頭村立奥間保育所(新里代美子所長)は10月30日、食育の一環として野菜の植え付け体験を実施した。

園児ら53人が保育所内に作った畑にタマネギ、ジャガイモ、ニンジン、ホウレンソウの4種類の野菜を植えた。村内の農家や農家を目指す若者「農業青年」の7人が園児らに野菜の植え方を指導。園児らは農業青年らに手伝ってもらい「早く大きくなあれ」と願いながら、丁寧に一つ一つ苗を植え付けた。
 保育所の新里所長は「自分たちで作ることで、いろんな野菜に興味を持ち、好き嫌いをなくすことができる。この場をつくってもらった農業青年のみなさんに感謝したい」と話した。
 農作業を指導した同村農業青年会議の屋嘉太助会長は「子どもたちが明るく楽しそうに作業をやっている姿を見ていて、自分たちも楽しい時間を過ごせた。今後もこの体験を続けていきたい」と喜んだ。
 園児たちは今後、植えた苗の世話をし、収穫した野菜は自分たちで料理をして食べる予定。
 植え付け体験に参加した金城凛ちゃん(3)は「たくさんなって、いっぱい食べたい」と語り、山城琉瑚ちゃん(4)は「植え付けが面白かった。大きいジャガイモがたくさんなってほしい」と笑顔を見せた。(大城勝吉通信員)