亡き家元に捧ぐ舞 真南風流真紀の会


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神村真紀子家元の遺影を掲げて創作「糸柳祭て」を舞い、技芸継承を誓う門下生ら=18日、浦添市の国立劇場おきなわ

 2010年に他界し、3回忌を迎えた琉球舞踊「真南風流真紀の会」神村真紀子家元の追悼公演「師に捧ぐ―真南風の祈り」(真南風流真紀の会主催、琉球新報社共催)が18日、国立劇場おきなわで行われた。

神村家元から受け継いだ古典舞踊や創作舞踊などを門下生らが披露し、師への感謝を込めた舞台となった。
 追悼公演は、神村家元が振り付けた創作舞踊「海の彩」「小浜節」「砂辺の浜」を門下生らが披露。神村家元が継承した「柳」「芋引」「みやらび」「本花風」「仲村渠節」も踊った。
 てい談「神村真紀子を語る」は當間一郎、玉城政文、崎山律子の3氏が登壇。神村家元が著作「古典女踊の舞踊譜」を出版した功績や芸への情熱などについて語った。最終演目の創作「糸柳祭て」(作詞・作曲=銘苅盛隆、構成・演出=又吉啓子、振り付け=真紀の会教師会)は神村家元の門下生ら12人が出演した。