本番へ稽古に熱気 来月2日、南風原町民劇


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本番に向けけいこに励む「むらやー」の出演者ら=11日、南風原文化センター

 【南風原】第4回南風原町民劇場「むらやー」(同実行委員会主催)が12月2日昼夜の2回、町立中央公民館黄金ホールで上演される。

公募していた主要キャストも町在住者、出身者で決定。本番に向け出演者らの稽古も熱を帯びている。
 町民劇場は12年ぶりの上演。町喜屋武出身のお笑い芸人仲座健太さんがオリジナルの脚本を手掛け、演出を担当。物語は地域の公民館「むらやー」を舞台に、年中行事の「十五夜」の取り組みを通して、若者たちが反発しながら徐々に地元の良さに引かれていく、新感覚のコメディー。
 仲座さんは「町在住、町出身者がそろった。未経験者が、9月から稽古を重ね、頑張っている。南風原の青年たちの物語だが、町民はじめ町外の方も楽しめる舞台に仕上がってきた。多くの方に見てほしい」と来場を呼び掛けた。
 主要キャストの一人を演じる新垣匠さん(24)は「芝居は初めてだが、古里に恩返しがしたいと応募した。南風原の若者の現実をリアルに描いたストーリー。演じながら地域を見直す機会になっている」と語る。
 午後2時、6時の2回公演。大人千円、高校生以下300円。問い合わせは南風原文化センター(電話)098(889)7399。