<夢空間へようこそ・木下大サーカス沖縄公演>6/決死の空中大車輪


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
2人で息を合わせて回す「決死の空中大車輪」。高さは約15メートルにもなる=10月、埼玉県川口市(桑原晶子撮影)

全ての動作に神経集中
 両端に2メートル余の輪を持つ大車輪。全身白の衣装に身を包んだ2人が、その輪の内側に乗り込み歩き出す。回転が速まるにつれ、観客の悲鳴にも似た歓声が大きくなっていく。「決死の空中大車輪(ウィール・オブ・デス)」は、緊張感とスリルいっぱいの演目だ。

 出演するのは共にウクライナ出身の、バクホブスキー・ビタリーさん(47)、マコーヒン・ヤロスラブさん(36)。ビタリーさんが輪の外側を歩いたり、目隠しをしたりする。2人とも、一つ一つの動作に精神を集中させ、息を合わせる。
 前回の沖縄公演にはなかった演目で、ヤロスラブさんは「初めて見ると思うので、どんなものか肌で感じてほしい」、ビタリーさんは「観客が怖がってくれた方が盛り上がるよ」と話してくれた。
    ◇    ◇
 「木下大サーカス沖縄公演」は12月1日(土)~2月3日(日)。問い合わせは琉球新報社事業局内・木下大サーカス事務局(電話)098(869)5311。