シークヮーサーをジャムに 粟国村女性連、新特産へ商品開発


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商品を開発する粟国村女性連合会=8日、粟国村教育委員会調理室

 【粟国】試行錯誤を繰り返し、新商品の開発に挑んでいる粟国村女性連合会が、粟国島で採れた「シークヮーサー」を活用したジャム作りを行っている。種も皮も丸ごと使用した新しい触感が魅力の商品だ。パンに塗ったり、チョコレートにのせて食べたりすると爽やかな甘酸っぱい香りが口いっぱいにひろがる。

 同連合会が行う商品開発は「おくなわ離島ガイド・プロジェクト」の一環。粟国島、渡名喜島、北大東島、南大東島、多良間島から、みんなが知らない離島の魅力を伝えている。「おくなわ離島便」と呼ばれる本企画のほか、ウェブサイトを中心にテレビ特集、モニターツアーなど、多方面に展開している。
 普段、主婦業や仕事をこなしながら、島の景観保全活動などを行っている同連合会。豊富な調理経験、知識を生かし、持ち前の明るさや行動力で手作りの味に挑戦している。ほかにも、粟国の塩や島トウガラシをブレンドした商品も同時開発。「たくさんの人に味わってもらいたい」と会員は販売を心待ちにしている。(波平雄翔通信員)