![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img50b5819648dbd.jpg)
2人で演技、息一つに
下で支える人、上で芸を披露する人。2人で息を合わせてバランスを取る演目が木下大サーカスにはいくつかある。「羽出しバシゴ」もその一つ。長さ約7メートルの太い竹の先に、3メートル余のはしごがついている。前から見ると数字の「7」のような形のはしごを、1人が肩の上に置き、もう1人がその竹を上って、はしごの上で倒立などをする。
竹を支える伊藤一志さん(39)は、竹を肩に乗せる練習を続けた後、人を乗せる練習をして2年余り掛けて芸を完成させた。「肩の皮がむけて、かさぶたになって、の繰り返しだった」と振り返る。上で倒立をする役の1人、佐々木彩さん(28)は「下の人への負担が掛からないよう、ゆっくり動くようにしている」と気を遣う点を説明した。不安定なはしごの上での倒立は難しい技だ。
◇ ◇
「木下大サーカス沖縄公演」は12月1日(土)~2月3日(日)。問い合わせは琉球新報社事業局内・木下大サーカス事務局(電話)098(869)5311。