マグロ水揚げ600キロ 上原さん親子、9月から本格漁


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釣ったマグロを水揚げする上原英行さん(左)と慎市さん=伊平屋村

 【伊平屋】伊平屋島でマグロ漁に初めて取り組んでいる上原英行さん(60)と息子の慎市さん(28)が乗った夢之丸がこのほど水揚げ総量600キロの大漁釣果で帰港した。漁港では家族や友人などが見守る中、キハダやトンボなどのマグロの水揚げが行われた。

 60キロのキハダマグロが漁港のウインチでつり上げられると見守る人々から感嘆の声が上がった。上原さん親子は今年からマグロ漁業に挑戦をするため、本島や久米島などのマグロ漁業者を訪ね、漁のノウハウを学び、漁場で試験操業をしたりと準備を進め、今年9月から本格的にマグロ漁に挑んでいる。
 船長の慎市さんは「今、島はモズク養殖が主体だが、マグロ漁が定着して新しい伊平屋の水産業となればと思う。みんなで協力して年間1億円ぐらいの水揚げを目指したい」と抱負を語った。
(野甫英芳通信員)