中国のラジオ局「中国広播網(こうはもう)」によると、尖閣問題を発端とした反日感情の影響で、日系企業の売り上げが軒並み大幅下落した。日本的なイメージを回避するため、名称を中国風にして起死回生を図る企業が出てきている。
中国との合弁会社・豊田中国によると、中国に根差した国内企業であることをアピールするため「中国豊田」と改名することを決めた。昨年同期比で44%と大幅下落した売り上げの回復を目指している。特に自動車業界への影響は深刻で、同業他社も改名効果に注目している。
自動車業界以外でも、暴徒化した市民による襲撃を受け、営業を中断していたジャスコが近く営業を再開すると発表。来年3月1日には、イオン系列全店の名称をイオンの中国名「永旺(よんわん)」に変えることにしている。