琉球新報社 刑務所の矯正施設が製造・販売する手工芸品や食品が好評で、売り上げが急上昇している。累積売り上げはことし３０億元（約８５億円）に上り、一部では「塀の中の経済的奇跡」と称されるまでになっている。
人気の商品は高雄（たかお）第二刑務所のキャラメル、台中（たいちゅう）女子刑務所のチョコレート、屏東（ピントン）刑務所の醤油詰め合わせセットなど。
面会に来た家族の口コミで評判が立ち、ネット通販を取り入れたことで、売り上げに拍車が掛かった。ことしだけで７億元余り（約２０億円）を売り上げている。
民業との競争を避けるため、矯正施設での生産物の７割は法務部（省）で消費。一般販売で上がった売上金の２５％は被害者への補償に充てられ、５０％は被害者の子女の奨学金として使われている。
