【中国時報】失語症患者に訓練アプリ 中山大生開発 病院外でもリハビリ


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 高雄市にある国立中山(ちゅうざん)大学の学生が、失語症患者のための訓練アプリを開発し、医学界の注目を集めている。開発したのは、同学情報管理学科4年生の5人。失語症患者のコミュニケーション能力回復に顕著な効果が認められている。

 このアプリはiPad専用で、名称は「失語症コミュニケーション補助システム」。病院外でも失語症患者の専門的なリハビリを助けられ、今後病院との連携により、リハビリの期間短縮と質の向上が期待されている。
 侯承志(ホウ・チェンジー)さんらは「台湾では毎年約6万8千人が脳出血を発症し、その3分の1が失語症を併発している。しかし、医療資源に限界があり治療が遅れていた。この状況を打開すべく開発に着手した。大変だったが効果が認められてうれしい」と語っている。