政治

【速報】県内19人届け出 衆院選公示 過去最多

 第46回衆院議員選挙は4日公示され、午前9時半現在、沖縄4選挙区には前職5人、元職1人、新人13人の計19人が県選挙管理委員会に立候補を届け出た。1970年の国政選挙参加以降、最多となった。届け出を終えた候補者の大半は、出陣式で第一声を上げて選挙区に繰り出し、16日の投開票に向けて12日間の本格的な選挙戦に突入した。本土復帰40年の節目の年に、民主党政権の3年間を問い直し、政権選択が迫られる今選挙は、在沖米軍基地問題や経済振興など沖縄の将来に影響を与える重要な選挙となる。

 県選管への届出順によると、沖縄1区には、共産前職、日本維新新人、自民新人、国民新前職の計4人が立候補。2区は維新新人、自民新人、社民前職、無所属新の計4人、3区は幸福実現新人、維新新人、共産新人、自民新人の計6人、4区は維新新人、自民元職、民主新人、無所属前職、共産新人の計5人がそれぞれ立候補した。


【第1選挙区】各候補者の第一声


 赤嶺政賢氏(64)=共産前4 人口の多い普天間から、人口の少ない辺野古へと基地のたらい回しが行われているが、沖縄ではそれを打ち破る戦いをしてきた。今後も辺野古移設を認めるわけにはいかない。沖縄の経済を発展させるためには自然の恵みを生かし、加工する場、雇用の場を増やしていくことが必要だ。消費税10%への増税は沖縄の暮らしを破壊してしまう。何としても阻止しなければならない。持てる力を全て出し尽くしていく。何としても勝たせてほしい。


 安田邦弘氏(67)=維新新 今朝は風が強い。これは追い風だ。維新の風が巻き起こっている。今こそ、沖縄から日本を変える。自立の足掛かりを付ける沖縄の社会、経済、政治を実現する。沖縄に一切の基地も、オスプレイもいらない。尖閣問題は強力な外交交渉で平和的に解決する。消費税増税は全て医療や福祉、生活改善に充てる。維新の会は予算や行政の仕組みも県民本意の枠組みに変える。沖縄はこの60年苦しい思いをしてきた。これから沖縄のための政策を実現する。


 国場幸之助氏(39)=自民新
 前回の落選からこの出陣式に至る3年4カ月は一日一日が長く厳しい日々だった。沖縄が平和と幸せを達成できなければ日本国の再建はありえないという強い信念と使命感で今日まで突っ走ってきた。沖縄の経済が回復し、所得が向上し、安全保障を国民みんなで考えることのできる社会をつくる。沖縄県益と国益がぶつかり合うようないびつな形を、私の世代で全て解決したい。信頼できる強い政治、ぶれない政治をしっかりと県民に訴える。


 下地幹郎氏(51)=国民新前4  基地問題、経済で苦しみ、格差の中で頑張ってきて県民の代表として、沖縄から生まれた国会議員らしい日本のつくり方を東京で提案していきたい。沖縄で育った者が日本の政治のど真ん中にいることで、日本が良くなると信じている。その役割を私にやらせてほしい。沖縄を愛し、沖縄の歴史文化を大事にし、平和構築のために新しい仕組みづくりをする。厳しい選挙だが、持てるだけの力を全部発揮し、必ず勝って県民のために頑張る。


【第2選挙区】各候補者の第一声


 金城利憲氏(57)=維新新 古い体制をやめて、新しい未来をつくる。孫や子どもたちのためにも政治家せいじやはいらない。県民の手による、公平な政治の実現を目指していく。基地問題の解決には自立経済の確立が必要だ。農業の成長産業化を進め、農業版債権回収機構を設置し、稼げる農業を推進する。地産地消で自立経済を確立し、基地を追い出そう。オスプレイ配備の絶対反対、普天間基地の即時閉鎖、普天間基地の辺野古への移設絶対阻止を約束する。


 宮崎政久氏(47)=自民新 ここまでお支えいただいた皆さまに心から感謝している。自民党は変わった。私のような志一本しかない者が政治の世界にチャレンジし議員になっていく。私は皆さんの思いと期待を裏切らない。沖縄の難しい問題がここ2区にある。日本の難しい問題の縮図だ。もう変えていい。身をなげうって、先頭に立って沖縄のためにあしたの笑顔をしっかりつくる。皆さんへの恩返しはバッジを付けてやりたい。宮崎にさせてよかったと必ず言わせたい。


 照屋寛徳氏(67)=社民前3 国会議員になり17年間、ぶれずに県民の人権を守り、尊厳の回復のために直進してきた。ウチナーの未来はウチナーンチュが決める。憲法改定を目指す自民党の行き着く先は沖縄戦の悲劇だ。いかなる憲法改悪にも反対する。不平等な日米地位協定改正なしに県民、国民の人権、わが国の主権は守れない。ウチナーンチュのわじわじーを国政にぶつけていく。どの党が政権を握ろうと愚直なまでに沖縄に軸足を置き当選一直線に断固頑張っていきたい。


 永井獏氏(68)=無所属新 一番の目的は脱原発の内閣、政権をつくることだ。第三極といわれる人たちが出てきたが、日本の国論は分断されている。脱原発を柱とした連合政府ができることを期待し、全力を尽くす。普天間基地の年度内閉鎖も主張する。


【第3選挙区】各候補者の第一声


 金城竜郎氏(48)=幸福実現新 日本だけでなく世界やアジアが抱えてきた大きな問題を解決することを誓う。辺野古に公共事業を展開し雇用を生む。それを通じて自衛隊を強化し、反映していく未来のビジョンを共有できると信じている。泡瀬は埋め立て公共事業で技術者を呼びこむ。


 大城俊男氏(45)=維新新 今回の選挙でこれまでの政治、選挙の在り方を変えていく第一歩としたい。日本維新の会は、今の何も決められない政治をしっかり決めていく、大きな流れの中の政党だ。地方のことは地方が決める、という政治を完成させる。普天間基地の移設問題は県外、国外を求めるが、何も動かないのは最悪なので知恵が必要だ。TPPは交渉して国益を損なうものは拒否する。国益にかなうものはどんどん進め、経済を活性化させる起爆剤にしたい。


 宮里昇氏(64)=共産新 日本共産党の議席倍増を勝ち取り、米国言いなり、大企業中心の古い自民党政治を打ち破り、国民が主人公の新しい政治を切り開く第一歩を踏み出す決意だ。消費税に頼らず、社会保障を充実させて財政再建する別の道を提案する。思いやり予算、政党助成金は直ちに廃止する。普天間基地は即時閉鎖、撤去こそ解決の道だ。オスプレイは即時撤退せよ。憲法改悪、戦争への道を許さないために全力を尽くす。この声を大きく広げよう。


 比嘉奈津美氏(54)=自民新 県民の笑顔を増やすため政治の世界に立ち向かうことを決めた。経済発展や医療福祉の充実を訴え、医療人ならではの視点で沖縄を支えたい。コザという基地の街で生まれ育った。コザ騒動も目の当たりにした。県民の思いは受け止めている。前回選挙のマニフェストを破った民主党政府に県民の心は傷つけられた。その心を取り戻し経済を復活させるのは自民党であり公明党。沖縄の心で最後まで戦い抜き、うない(女性)の力を日本に発信していく。


 玉城デニー氏(53)=未来前1 脱原発を進めるエネルギー転換、消費税増税に頼らない予算組み替えと統治機構改革を進める。辺野古に基地を造らせず不平等な日米同盟を対等にする。赤ちゃんを守り、学童クラブを安定させ、格差のない子育て環境をつくる。金融緩和と財政支出で県民所得を倍増させ、国民の隅々に行き届く経済対策をする。皆さんの仕事、人生設計につながるよう取り組む。ぶれずに信念を貫くため新しい党で一歩を踏み出した。2期目で頑張らせてほしい。


 崎浜宏信氏(56)=民主新 自民党の既得権益にまみれた政治を終わらせて3年。まだまだ民主党は道半ばだ。鉄軌道の調査費が付き子ども手当もつくった。一括交付金もそうだが、目に見える、肌で感じる施策をしてきた。沖縄市を含めやんばる、沖縄のため力を貸してほしい。若者に夢を与えるスポーツ総合合宿センターも設立したい。この夢を皆さんと共にやっていきたい。全てを総合した力を民主党は持っている。これまでの変革、改革を止めることなく続けていこう。


【第4選挙区】各候補者の第一声


 魚森豪太郎氏(34)=維新新 学生時代のインターンで助けられた宮古島など、離島の方々に恩返ししたいという思いだ。沖縄を元気にする、日本を元気にする。それが私の使命だ。日本を変えるのはわれわれ、日本維新の会だ。地方分権を確立し中央集権を打破する。地方を元気にすることができるのは、日本維新の会だけだ。多くの方々にお教えいただきながら頑張っていきたい。沖縄の皆さんから熱いご声援をお願いしたいと思う。今、準備は整った。さあ行くぞ。


 西銘恒三郎氏(58)=自民元2 初心を忘れず最後まで全力で駆け抜ける覚悟だ。4区の離島から南部まで回り、生活する人々のなりわいが立派に立ち行くよう、農業、漁業、畜産業をはじめ、徹底的に応援する思いを強くした3年4カ月だった。4回目の衆院選だが、最初から自民党公認、公明党推薦に基づく政治信念は全く変わらない。国交省大臣政務官も務め、政府に入ると解決が早いと体感した。備え、守り、社会資本整備も地に足を着けて堂々とやっていく。


 大城信彦氏(45)=民主新 尖閣諸島の問題などもあるが、沖縄から平和な社会にするために、民主党県連がこれまで掲げてきた政策、理念などを国政、世界に訴えていかなければならない。基地問題もねじれがあるが、粘り強く交渉してきたのは県連で、真摯しんしに沖縄の声を受けて努力してきた。独自外交で日米政府とも対等に交渉するべきだ。鉄軌道の予算も確保し、一括交付金も獲得できた。理念や思いなどをしっかり伝え切れれば勝利は確実になると思う。


 瑞慶覧長敏氏(54)=無所属前1 普天間飛行場問題で県民を裏切り、消費税増税で国民を裏切った民主党にとどまることはできなかった。目の前にも後ろにも県民の燃えたぎる熱い思いがある。今回は無所属だが、それを常に心にとどめ戦う決意をした。TPPは絶対に参加してはいけない。普天間は即時閉鎖、オスプレイも米本国に持っていってもらう。辺野古移設も絶対に不可能だ。与那国への自衛隊配備も断固反対する。沖縄のために全力で突っ走る。全身全霊で戦おう。


 真栄里保氏(56)=共産新 今度の選挙は、国民が主人公の政治へ切り替えていく絶好のチャンスだ。子どもや孫に安心・安全、平和な社会を残すことができるか―がかかっている。何としても日本共産党の躍進、4区での勝利へ全力を挙げていく。勝利できれば、日米両政府が腰を抜かす結果をつくることができる。普天間を大きく動かし、さらに国民の暮らし、福祉が最優先になるよう、景気の立て直しへ全力で頑張る。投票箱のふたが閉まるまで、全力を挙げていく。