オスプレイ 配備後初のつり下ろし訓練


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オスプレイからロープづたいに降りる米兵=4日午後3時34分、金武町

 【金武】在沖米海兵隊のオスプレイは4日、金武町の米軍ブルービーチ訓練場で、配備後初めてとなる、兵隊のつり下ろし訓練を実施した。

 金武町によると、訓練は2時すぎから始まったという。
 尾翼の赤い隊長機は、同訓練場の金武岬にある着陸帯スワンを離陸後、上空でホバリングを継続。周辺に重低音の騒音が響き渡る中、米兵4人が後部ハッチから垂らされたロープを使って、着陸帯に次々と降りていった。同訓練は午後3時40分ごろまで繰り返された。
 米軍ブルービーチ訓練場では、過去に飛行中の米軍ヘリから海中に兵隊が飛び降りる訓練や、民間地上空で兵隊を宙づりにした米軍ヘリが飛行する訓練などが実施されている。
 金武町企画課は「オスプレイも、これまでの米軍ヘリと同様に訓練の幅を広げていくのだろう」と訓練による影響を懸念した。