総理大臣賞の一筆 神村君が学校に贈呈


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内閣総理大臣賞作品「和國書魂」を名嘉ゆり子校長(右)へ寄贈する神村卓海君=6日、那覇市久米の上山中学校

 3月に千葉県で開かれた第28回成田山全国競書大会(同実行委員会主催)で、県勢初の内閣総理大臣賞に輝いた神村卓海君(15)=上山中3年=の作品が6日、同校へ贈呈された。

神村君は「日ごろ、お世話になっている先生や両親に感謝したい。高校生になっても書道に力を入れていきたい」と笑顔を見せた。
 神村君が内閣総理大臣賞に輝いた作品は「和國書魂」。日本人としての気持ちを書に込めるという意味の言葉で、書道家の茅原南龍さんが考えた言葉。8月には、日中友好少年少女書道交流団として中国を訪れた神村君は「書道の心が中国の人たちに伝わるように心を込めて書くことができた」と話した。