喜友名(男子個人形)初V 空手全日本選手権


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 空手道の第40回全日本選手権大会は9日、日本武道館で行われ、県勢は男子個人形で、昨年準Vの喜友名諒(沖国大)が初優勝を飾った。

喜友名は初戦から決勝まで4試合全てを5―0で勝ち上がった。組手団体の男子(仲程海理、仲程一織、国吉真太郎、比嘉弘樹、大浦将裕)と女子(辻恵子、久場真理佳、金城和)はいずれも2回戦で敗れた。

◆全て5―0 強さ圧倒的/喜友名、世界大会見据え
 ○…男子個人形の部で、初優勝をもぎ取った喜友名諒(沖国大)。予選から全て5―0と、圧倒的な強さを見せつけた。
 パリで行われた世界大会は、見事3位入賞。それから約2週間後の出場だったにもかかわらず「疲れは全然なかった」と、持ち前のリズムと目力で周囲を圧倒。「会場中に見せつける気持ちで演技した」と振り返った。
 決勝は得意のスーパーリンペイを披露し、日本一の称号を得た。それでも「蹴りなどが十分ではなかった」と、満足ではない様子。
 見据えるのは2年後の世界大会。「体の大きな外国人選手に負けない体づくりをして、絶対に優勝する」と、言葉に力を込めた。