新聞の仕組み学ぶ 興南中で新報出前記者


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新聞の仕組みや情報を正確に伝えるこつを学ぶ生徒ら=11日、那覇市の興南中学校

 琉球新報記者による出前講座「おでかけりゅうPON!」が11日、那覇市の興南中学校(我喜屋優校長)で開かれ、1年生107人が参加した。

生徒らは、新聞の仕組みや文章のこつを学んだ後、2人1組で互いに取材し合い、記者の仕事に挑戦した。講師の普久原均編集局次長兼NIE推進室長は「誰が読んでも、確実に同じ意味で伝わることが大切だ」と情報を的確に伝える重要性を強調した。
 講座では、普久原編集局次長が新聞社の主張が入る「社説」と、事実のみを伝える「記事」の違いや文章を書く時の注意点を紹介。読点の位置や修飾語の順番を変えるだけで文の意味が変わってしまうことを説明すると、生徒たちは驚いた様子でメモを取っていた。
 参加した徳村佳恋さん(13)は「見出しの工夫や、社説と記事の違いなどが分かった。これからもっと新聞を大好きになろうと思う」と声を弾ませた。