日本、決勝進出逃す アジア女子ハンド選手権


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 ハンドボールの第14回女子アジア選手権は14日、インドネシアのジョグジャカルタで準決勝を行い、日本(B組1位)は25-28で中国(A組2位)に敗れ、16日の3位決定戦に回った。県出身の東濱裕子(陽明高出、オムロン)と勝連智恵(大阪・宣真高出、オムロン)は先発出場し、それぞれ5点、3点を挙げた。

◆東濱、勝連ら活躍も惜敗
 中国との準決勝。勝てば、世界選手権出場が決まる試合は、前半から1点を争う緊迫した展開となった。
 前半はポストを厚く守る守備システムを敷いて、中国の大型ポストの攻撃を抑えた日本。だが後半、ポストをダミーに守備の上からロングシュートを放つなどして攻撃を修正してきた中国に「守備が後手に回った」(東濱裕子)。反撃に出たい場面で足も止まり、中国に差を広げられた。
 3位決定戦は、予選ラウンドで勝利したカザフスタンが相手。
 東濱は「同じチームでも、外国人選手は別人に変わる力がある。1度勝ったとイメージして入ると、足元をすくわれる」と気を引き締める。
 初代表の勝連智恵は「次は何が何でも勝つという気持ち。チームの勝利のために、チャンスがある時は思い切りシュートを決めたい」と力を込めた。