環境保全「支障なし」文言消える 辺野古アセスの補正評価書


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 沖縄防衛局は19日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の補正評価書について、報道陣に説明した。評価書の総合評価で記述されていた「環境保全上、特段の支障は生じない」との文言がなくなり「環境保全への配慮は適正」などと記述された。

 県条例や法令に基づき今年2月と3月に仲井真弘多知事が防衛局に提出した579件の知事意見に対し、「丁寧に説明することを基本とし、個々の項目によっては追加的に解析(調査・予測・計算含む)を行うこと、環境保全措置を講じること、モニタリング(事後調査等)を行うこととすることにより、評価書の補正を適正に実施」としている。
 評価書で「環境保全上、特段の支障は生じない」と記述されていたことについて、評価書の補正作業に向けて防衛省が設置した有識者研究会(中村由行座長)は記述が不適として修正を求めていた。
【琉球新報電子版】