大城、新垣が優勝 レスリング高校九州選手権


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 レスリングの第23回ひむか杯高校九州選手権大会兼JOCジュニアオリンピック九州地区予選会は24、25の両日、宮崎県総合青少年センター体育館で行い、ジュニアの部(17~20歳)の55キロ級で大城一晟(浦添工)が優勝。カデットの部(15~17歳)50キロ級では新垣忠勝(同)が栄冠をつかんだ。

 ジュニアの部84キロ級では新垣球動(同)が2位、同96キロ級では大城裕生(北部農林)が3位に入った。カデットの部63キロ級で島袋慶生(浦添工)が3位、同58キロ級では佐々木冬磨(南風原)が4位に入った。同42キロ級は福里光(南風原)のみの出場で認定優勝。県勢は7人が4月に横浜市で開催される本大会の出場権を手にした。(記録は後日掲載)

展開思い通り 全試合「完璧」/55キロ級V・大城
 ジュニアの部55キロ級の大城一晟(浦添工)は、全試合で相手に得点を与えない「完璧」な内容で優勝。「1点でもポイントを取らせたら全国では命取り。落ち着いて試合ができた」と納得の内容だった。
 相手をいなして正面からタックルを決める、得意の形で勝利を重ねた。「一戦、一戦、自分のレスリングができた。自分が思うような試合展開ができて良かった」と喜んだ。
 全国大会に向け「技を磨き、体づくりをして優勝を狙いたい」と力を込めた。

冷静さの一方 不満の試合も/50キロ級V・新垣
 カデットの部50キロ級で新垣忠勝(浦添工)は「初めての九州大会優勝なので、うれしい。これから全国を目標に頑張っていきたい」と意欲を見せた。
 試合では「(相手を)崩してからタックルにつないでいった。相手に点を取らせず、自分の攻めができるようにと考えながらやった」と振り返った。
 「落ち着いてできた」と話す一方で、納得のいかない試合もあったという。「全国では悔いの残らないように頑張りたい。上位に入れるようにしたい」と力強く話した。