【号外】第96代首相に安倍氏 沖縄担当相は山本氏


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 自民党の安倍晋三総裁(58)は26日午後、衆院の首相指名選挙で第96代の首相に選出された。安倍氏は組閣に着手し、皇居での首相任命式などを経て、夜に公明党と連立の第2次安倍内閣を発足させる。自公両党は2009年衆院選で民主党に敗れた麻生内閣以来、3年3カ月ぶりに政権に復帰する。沖縄北方担当相には山本一太氏(54)が起用される見通し。

 衆院選公約で掲げた「デフレ脱却と日本経済再生」の実現を最優先する。初閣議では、経済政策の司令塔となる「日本経済再生本部」を新設。通常国会に向け大規模経済対策として、12年度補正予算と13年度予算の編成を指示する。
 安倍氏は06年に首相に就任したが1年で辞任。一度退陣し再登板するのは故吉田茂元首相以来64年ぶりで、戦後2人目。
 安倍氏は総裁選で争ったライバルを閣内に配し、党三役に女性2人を起用するなど来年夏の参院選に向け挙党態勢の構築を図った。参院選で勝利し、与党で過半数を確保できるかが課題となる。
 主要閣僚は副総理兼財務・金融相に麻生太郎(72)、官房長官に菅義偉(64)、法相に谷垣禎一(67)、外相に岸田文雄(55)、防衛相に小野寺五典(52)各氏。公明党からは太田昭宏氏(67)が国土交通相に就く。
(共同通信)