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仲井真弘多知事は26日、報道各社の新春インタビューに答えた。安倍晋三新総理が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を進める意向を示していることに、「野田政権も(辺野古移設方針は)同じだが、私の考えは変わらない」と、県外移設を求める自身の公約に変更はないとあらためて明言した。
その上で「辺野古移設は地元も41市町村長、全県議会議員も含めて大勢が反対している。仮に工事しようとしてもスムーズに進まない。現実の可能性をどう考えているか。決めれば、すいすいいくと思っているのか」と実効性に疑問を呈した。
尖閣諸島をめぐる日中間の問題については、「緊張関係を持ち続けるというのは問題がある。お互いに感情的になりすぎている」と指摘。「大局的な観点に立つのは当然で、早く問題が収まることを県も期待している」と述べた。
自身の3期目出馬については、80歳で衆院議員に復帰した石原慎太郎前東京都知事を引き合いに「3期目は考えていない。まずないんじゃないか。前都知事のようなスーパーマンじゃない」と述べ、3選出馬には否定的な見方を示した。
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、市街地上空でのモード転換やはみ出し飛行が相次いでいることについて批判した上で、来年にも12機が追加配備されることについても「(オスプレイは)広い範囲で飛び回れる。沖縄に配備する理由がない」とあらためて配備撤回を求めた。