2日連続 米兵逮捕 酒気帯び人身事故


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 28日に米海兵隊伍長による住居侵入事件が発生した那覇市内で29日、酒気帯び運転の海兵隊上等兵による人身事故が発生、那覇署は道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、同上等兵を現行犯逮捕した。

上等兵の男からは基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)の4倍強のアルコールが検出されたという。また同署は同日、アパートのベランダに無断で侵入したとして28日に住居侵入容疑で逮捕した海兵隊伍長を那覇地検に送致した。2日連続で米兵による飲酒絡みの事件・事故が相次いだことに、有効な対策を打ち出せない米側への批判が高まりそうだ。
 同署によると、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されたのは在沖米海兵隊キャンプ・キンザー所属の海兵隊上等兵(24)。同上等兵は聴取に応じず黙秘しているという。事故で同上等兵の車両と衝突したバイクの男性(54)は足の痛みを訴えるなど軽傷を負った。逮捕容疑は同日午後5時25分ごろ、那覇市久茂地の市道で酒気帯び状態のまま車両を運転した疑い。同上等兵は一方通行車線を逆走し、走行してきたバイクと衝突。目撃者からの通報で駆け付けた同署員が飲酒を確認し現行犯逮捕した。

英文へ→U.S. servicemen arrested on consecutive days