拍子木鳴らし「火の用心」 壮年会が見回り 北中城喜舎場


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拍子木をたたきながら年末の夜間パトロールを続ける喜舎場壮年会のメンバーら=27日夜、北中城村喜舎場

 【北中城】「火の用心、戸締まり用心」―。北中城村喜舎場では、壮年会のメンバーを中心に年末の10日間、地域の夜間パトロールを続けている。

4年前に壮年会の活動が再開したことがきっかけとなり、パトロールも復活。拍子木をたたきながら集落内をくまなく歩き、防火や防犯を呼び掛けている。
 壮年会の新垣稔会長(56)は「(パトロールが)子どもたちの深夜はいかいの防止にもなる」と話す。副会長の仲田雅計さん(55)も「昔、自分たちのおやじがパトロールに出掛けていったのを思い出す。壮年会が地域の中心にならないと」と取り組みに力を入れる。
 50代の男性が中心だが、壮年会以外の住民にも活動の輪が広がりつつある。地域の中学校育成会会長の比嘉厚志さん(49)は「若い世代にも引き継いで、防犯意識の高い喜舎場にしたい」と意気込んでいる。