【中国時報】中国人観光客の制限拡大見送り 台湾行政院


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 台湾行政院(内閣府)が近く発表する中国人観光客の経済効果アップに関する試案によると、来年度観光局が主催する中台の旅行業者による高額ツアー連盟の発足を受けて、1日当たりの入国者制限を増やすことは見送られことが分かった。

 現在、1日当たりの平均中国人観光客数は5840人。1日4千人の上限を超えているが、旅行社の過当競争で利益率が非常に低く、単に入国者数を増やすだけでは経済効果にはつながらないと判断された。
 一方、観光局では1日のツアー料金の下限60ドル(約5千円)を大きく上回る120ドル(約1万円)から180ドル(約1万5千円)のVIPツアーを組織する連盟を設立。売り上げの7割が香港業者に落ちるショッピングを減らし、文化的でハイレベルなツアーを増やすことにしている。