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【豊見城】豊見城市立豊崎小学校(濱元朝純校長)の5年3組は12月20、21の両日、総合学習の一環で防災教育専門の玉川大学教育学部の寺本潔教授を講師に迎え、津波防災の観点から町歩き点検と防災マップ作りに取り組んだ。
同小は標高3メートルの埋め立て地にあり、水路に囲まれている。初日の授業では、津波や災害から自分の身を守るために、住む町の弱点を知る必要ががあるとして、児童らが実際に学校周辺を歩いた。児童らはカメラを持ち、避難を助ける階段やビル、避難を妨げるフェンス、マンホール、低地などを各自で撮影した。
21日は、町歩き取材や撮影した写真も活用しながら、グループに分かれて防災マップを作った。
「命を守る防災マップ」を作製した栗田涼生さん(11)は「地域を歩いてみて、危ない所があるのが分かった。何かあった時にみんなが避難できるように分かりやすい地図を心掛けた」と話した。
寺本教授は「『自分は大丈夫』と根拠のない偏見にとらわれがちだが、自然災害は突然向かってくる。子どもたちは圧倒的に学校以外で過ごしていることが多く、家庭や地域で広い視野で防災力を高める必要がある」と強調した。