東浜投手の活躍願う 野球部OBや恩師ら激励


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中大の島袋洋奨投手(左)から花束を贈呈される東浜巨投手=4日、那覇市のかりゆしアーバンリゾート那覇(金良孝矢撮影)

 福岡ソフトバンクホークスに入団した東浜巨投手の激励会が4日、那覇市内のホテルで行われた。高校、大学の野球部OBや恩師ら多くの関係者が駆け付け、プロ1年目のシーズンに挑む東浜選手の活躍を願った。

 激励会は、東浜投手の在籍する亜大野球部の生田勉監督と友人の名嘉義人総合葬祭那覇社長、澤岻健三県野球連盟強化副部長が発起人となって開催。宮崎政久衆議院議員、沖尚高野球部時代の恩師・比嘉公也監督らが出席した。今後は名嘉、澤岻氏らを中心に後援会を発足して、東浜投手を支援するという。
 あいさつに立った比嘉監督は「高校入学時は線が細かったが、当時からすごいボールを投げていた。学年が上がるにつれ、切れ、球質が上がっていった」と高校時代の東浜投手を振り返り「亜大でも三振、完封の二つの記録を残したことは本当にすごいこと。厳しいプロの世界でも日々精進してほしい」と激励した。
 東浜投手は「これまで頑張ってこれたのも、沖縄の皆さんの温かい応援があってこそ。後援会発足ということであれば、なおさら心強く、ありがたい。今年1年はゼロからのスタートだが、来年いい報告ができるよう一生懸命頑張りたい。プロでの経験を、いつか沖縄に帰ってきた時に生かしたい」と決意を語った。
 花束を贈呈した中大の島袋洋奨投手は「東浜投手は高校、大学でも大きな壁だった。今後は一ファンとして応援したい。自分も今年は大学3年目で、結果も求められる。1シーズン5勝を目標に頑張りたい」と東浜投手を激励し、東都大学リーグでの活躍を誓った。東浜投手は5日に亜大に戻り、9日にソフトバンクの合宿所に入寮、10日から新人合同自主トレに参加する。