アジアを学んで 県立博物館・美術館で企画展


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アジアでの豊かさの不平等や女性への差別などをワークショップで学んだ小学生ら=5日、県立博物館・美術館研修室

 子どもたちに五感でアジアを学んでもらおうと「ひらけ、アジアのトビラ!着てみよう、聴いてみよう、アジア」(共催・沖縄NGOセンター、沖縄文化の杜)が5日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた。

 「もしアジアが100人の村だったらワークショップ」には30人余の小学生らが参加。ゲームを通して日本や中国など一部に集中する豊かさの不平等や、男性優先の社会の中で差別され、人身売買などの対象とされて命が大切に扱われない女性の現状を学んだ。アジアの民族衣装や楽器の体験も行われ、子どもたちは身近な国の豊かな文化に触れた。
 班ごとにあめ玉を配分するワークショップで豊かさの不平等を実感した那覇市立松島小6年の上原拓也君(12)は「貧しい人と富がある人の差の実際の大きさにびっくりした」と話した。