【中国時報】東京と大阪に研究所設立へ 鴻海、1千億円投資


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 消息筋によると台湾のEMS世界最大手・鴻海(ホンハイ)の郭台銘(かくたいめい)会長はこのほど、東京と大阪にディスプレイ関連技術の研究所を設立することを明らかにした。

1年目となることしは少なくとも12億ドル(約1千億円)を研究開発に投じ、次世代液晶パネルの世界制覇を目指す。
 同社とシャープとの出資交渉は依然膠着(こうちゃく)しているが、鴻海では共同の技術開発を優先して行う方針。液晶パネルやタッチパネルなどの革新的技術の開発に取り組む計画で、長期的な協力関係を視野に入れている。
 同社の郭会長は昨年6月の株主総会で、5年以内に韓国メーカーを打倒すると表明。シャープの第10世代工場への進出が成功すれば、ことし下半期には60型と70型のハイビジョンテレビを発売し、市場の主導権奪回を目指すとしている。