香港の週刊誌「亜州(アジア)週刊」は昨年末、その年に活躍した人物を選ぶ「年度風雲人物(ねんどふううんじんぶつ)」に昨年尖閣諸島に上陸した運動家グループを選出した。
「彼らの勇気ある行動が、中国政府の漁業監視船の派遣など、主権主張行為を促す契機となった」と評価している。
運動家メンバーは香港とマカオの出身者で、羅堪就(らかんしゅう)さん、曾健成(そうけんせい)さん、楊匡(ようきょう)さんら8人。昨年8月12日、同グループ所有の活動船「啓豊(チーフォン)2号」に乗船し香港から出航。海上保安部の阻止を突破して、同15日、尖閣に上陸し、中国の主権を主張した。
受賞者の1人は、台湾紙のインタビューに対し「われわれは英雄ではない。中国人としてやるべきことをやったまで」「日本製品の不買運動は、日中の平和的共存のための経済的報復だ」と語った。