太鼓7題披露、魅力存分に 島袋秀乃師走公演


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幕開けで「瑞雲」(島袋光史構成)を披露する島袋秀乃(中央)や門下生ら=浦添市の国立劇場おきなわ

 光史流太鼓保存会の島袋秀乃師範(琉球舞踊「島袋本流紫の会」三代目家元)が門下生らと太鼓演奏を披露する舞台「島袋秀乃師走公演『文様の桴2012』」がこのほど、国立劇場おきなわで行われた。7題で太鼓の魅力を存分に披露し、観客を魅了した。

 幕開けは「瑞雲」(島袋光史構成)。演奏者は琉球王朝時代の古式に沿った正装で整えた。中央の秀乃を囲むように門下生らを配置し、華やかな雰囲気の中、一つ一つのリズムを丁寧に刻んだ。
 「太鼓の綾」(島袋光晴作)は、秀乃が太鼓の師匠にあたる漢那七子と2人で出演。舞台を自在に動き回りながら、互いの太鼓を打ち合ったり、リズムに変化をつけたりと、遊び心たっぷりに楽しませた。門下生らは白南風太鼓などを披露した。