女子重量挙げ全日本メンバー合宿 三宅ら参加、県内で基礎体力養成


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トレーニングで汗を流す(左から)三宅宏実と金城尚乃=8日、沖縄工業高校重量挙げ部

 女子重量挙げの全日本メンバーらが7日から、県内で合宿を行っている。
 今回の参加メンバーは、ロンドン五輪で日本女子初の銀メダルに輝いた48キロ級の三宅宏実をはじめ、同75キロ超級9位の嶋本麻美、県出身の63キロ級・金城尚乃(豊見城高-自衛隊体育学校)、75キロ級・仲村理奈(豊見城高-金沢学院大)。監督で三宅選手の父の義行氏と共に、約20日間トレーニングに励む予定。

 2日目の8日は、沖縄工業高校重量挙げ部で練習を行った。選手らはストレッチや筋トレなどでトレーニングをスタート。バーベルを握った瞬間にその表情は引き締まった。バーベルを挙げたままスクワットする試技などをこなし、約3時間の練習で汗を流した。
 冬場の沖縄合宿を10年以上続けているという三宅宏は「沖縄の人は練習熱心だし、刺激をもらえる。高校生と合同練習することで、初心に帰れる」と、合宿の意義を語り「6月に全日本選手権を控えているので、まずは合宿で基礎体力や持久力を付けたい」と話した。
 仲村は「本格的な練習が始まってまだ1日目だけど、自分の弱い部分が見えた」と、早くも収穫を得た様子。金城は「今年は秋のアジア大会に出場するのが目標。今回の合宿でたくさん勉強して、競技力アップにつなげたい」と意気込みを語った。
(仲本文子)