八重山教科書訴訟 原告が控訴


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 八重山地区の中学校公民教科書採択問題をめぐり、石垣市、与那国町の児童生徒や保護者ら11人が両市町を相手に東京書籍版公民教科書の無償給付などを求めた訴訟で、石垣市の生徒1人が一審・那覇地裁の原告側の訴えを棄却した判決は不服として控訴した。

6日付。同訴訟では、別の石垣市内の生徒らが原告となって昨年12月25日付で那覇地裁に追加提訴している。
 原告側代理人の弁護士は「おととし8月に3市町の教育長らでつくる採択地区協議会が多数決で育鵬社版を答申したことについて一審判決は判断を示さなかったが、控訴審では、その採択地区協議会の決定が無効であることを立証していく」としている。