オスプレイ嘉手納配備撤回訴え 三連協、沖縄防衛局に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
CV22オスプレイの嘉手納基地への配備反対を訴える要請書を武田博史沖縄防衛局長(右)に手渡す東門美津子三連協会長=10日午前8時40分ごろ、嘉手納町の沖縄防衛局

 【嘉手納】米政府が嘉手納基地に特殊作戦機CV22オスプレイの配備を始める方針を日本側に伝達したとの報道を受け、同基地周辺の沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)の代表ら5人は10日、沖縄防衛局に武田博史局長を訪れ、配備計画撤回を求める要請をした。

 武田局長は、計画の有無について米側は「日本またはアジア太平洋地域へのCV22の配備はいかなる決定もなされておらず、いかなる通知もしていない」としていると報告。日本政府としても計画を知らないと応えた。
 それに対し三連協会長の東門美津子沖縄市長は「とにかく配備させてはいけない。私たちの怒り、不安を米側に伝えてほしい」と訴えた。
 當山宏嘉手納町長は「日本政府として配備を拒否してほしい」と訴えた。
 野国昌春北谷町長は「嘉手納基地の負担軽減どころか基地機能強化だ。」と話した。
【琉球新報電子版】