地域との絆 確認 大本小が55周年集会


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福笑いで遊ぶ児童と地域住民=8日、石垣市の大本小学校

 【石垣】石垣市立大本小学校(石垣俊子校長)は8日、同校55周年記念集会を開催した。全校児童14人に加え、父母や教師、地域住民ら約30人も参加。学校の歴史を振り返り、地域と学校の絆を再確認した。

小規模校ながら、県内最高峰「於茂登岳」のふもとに位置する自然を生かし、野鳥観察などで特色ある学校づくりを行っている。
 大本小は1957年1月8日、川原小中学校真栄里山仮教場として開校。沖縄の本土復帰と同時に校名を現在の大本小学校に改称した。
 集会ではスライドショーで学校の歴史を振り返ったほか、出席した卒業生が当時の文集を読み上げて思い出に浸った。
 福笑いやウチナーグチかるたなど、新年らしいゲームも実施。児童と父母、地域住民が一緒に参加し、記念集会を楽しんだ。
 78年度に卒業した嶺井善(まもる)さん(47)は「土地改良が進んで周囲の風景や校舎の様子が変わってしまったが、楽しい学校だった。脱脂粉乳の給食から完全給食になったのが思い出に残っている」と懐かしそうに話した。
 同校1年の徳琉歌(るか)君(7)は「かるた遊びがとても楽しかった。5枚取れたので良かった」とうれしそうに語った。